
魚や肉、大豆、卵などに含まれるたんぱく質は、私たちの身体をつくる大切な栄養素です。たとえば、体重50kgの女性の身体を成分別にみてみると30kgが水分で、残りの20kgのうち、10kgがたんぱく質、7.5kgが脂質、2kgがビタミンやミネラルになっています。つまり、私たちの身体は、水分を除くと、そのほとんどがたんぱく質と脂質なのです。
たんぱく質は、英語で「プロテイン(protein)」といいますが、その語源はギリシャ語の「プロティオス」で、「もっとも大切な」という意味があります。たんぱく質は、筋肉や臓器、皮膚や髪の毛はもちろん、血液やリンパ液、遺伝子などの材料にもなっており、文字どおり「大切な」役割を担っています。
