噛むことは、消化の第1歩
食べ物はまず、口の中で細かく噛み砕かれます。口は、ただの入り口ではなく、消化の第一段階。ここで食べ物を細かく噛み砕くことは、胃や小腸の働きを助けます。また口の中で唾液と混ぜられて、食べ物をドロドロの状態にし、飲み込みやすくします。大人は、1日に1〜1.5リットルの唾液を分泌しますが、唾液にはアミラーゼという消化酵素が含まれ、デンプンをブドウ糖に分解する働きも持っています。
口の中で噛み砕かれ、唾液を混ぜられてドロドロになった食べ物は、「ゴクン」と飲み込まれると、10秒ほどで胃に送られます。