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「欠食」がもたらす脳の働きへの影響 食育コラム一覧

 人間の脳は眠っている時でも働いています。しかも脳は大変なエネルギー食いです。人の基礎代謝の20%のエネルギーを脳が使っていて、その量はその他の臓器が使用するエネルギーの25%にわずかに足りないだけです。脳が消費するエネルギー源は、現在のところグルコース(糖分)だけとなっています。そのグルコースは食事からとられるもので、約150gを必要としますが、肝臓の貯蔵量は1食の食事で約50gが限度といわれています。

 したがって、順調に脳へエネルギーを送るには150g÷50g=3(回)となり、1日3食の食事でグルコースを補給しなければなりません。しかし、1回の食事で血中の糖分量を維持できるのは約3〜4時間ですから、昼食と夕食の間の長い時間には血中の糖分の量が低下していきます。そこで必ず軽いおやつをとってグルコースを補給しなければなりません。おやつは脳に正常にエネルギーを運ぶための重要な役割があります。

 欠食すると脳へのエネルギーが減少しているために知的作業の能率が衰えてきます。朝食欠食時のテストの成績が悪いのもこのせいでしょう。長時間欠食が続いた場合、脳への糖分がいかないときはどうなるのかというと、体内の臓器や組織に蓄積されたグリコーゲンが分解され、グルコースとなって肝臓から血液を通って脳へいきますが、グリコーゲンが分解するときに乳酸やピルビン酸が出て、これが筋肉に蓄積し、筋肉疲労を起こします。朝食欠食の子供が朝礼時に立っていられないという現象もこれが原因ではないかと思われます。

 また、長時間の空腹では食べ物の吸収がよく、インシュリンの分泌が高いために肥満になる可能性があるとされています。

 朝食の欠食はこのように生理的、脳生理学的、知的刺激のためにも重要な影響を与えることを十分に理解する必要があります。